大間とマグロ漁

青森 大間について

「大間(おおま)」は本州最北端の下北半島の先端に位置する青森県下北郡の町です。津軽海峡に面し、天気の良い日には対岸北海道を見渡す事もできるます。

ここ北緯41度は、国内のマグロ漁最北端の漁場で、水温の冷たさがマグロに美味い脂をのせます。また、津軽海峡はオホーツク海、日本海、太平洋と3つの海流が交差するとても狭く流れの早い海峡で、そのためマグロのエサとなるイカ、サバ、サンマなどが豊富。美味いエサがあるからこそ、美味いマグロになるのです。

近年はテレビで、この近辺のマグロ漁師がクローズアップされることが増え「大間のマグロ」の知名度が高まったことにより、観光地としても脚光を浴びています。

大間マグロが高品質な理由

大間マグロが高品質な理由

マグロは、日中は一本釣り、夜間は延縄漁(はえなわりょう)で収穫が行われます。網で捕獲する漁法とは異なり、マグロに傷が付かず、魚が弱ってしまう前に血抜き生〆作業を施すため、鮮度を保ってマグロを出荷することが可能です。

近年では船の近くまで寄ってきたマグロに電気ショッカーを使い一時的に感電させ、失神させてから船に水揚する手法が一般的となっていますが、これも高い品質の維持に一役買っています。

技術と経験、あとは運!?

技術と経験、あとは運!?

操船技術から始まり、エサや道具の選定、エサの投入タイミング、合わせ、巻き取り技術などが全て上手くいかないと釣るのは非常に難しく、何ヶ月も釣れない漁師もいます。実は1度の出航で燃料のガソリン代が5~10万円かかる為、マグロ漁は非常にリスクの高い仕事なのです。

しかし男たちは一攫千金のロマンを求め、来る日も来る日も荒海へ繰り出します。 大間で水揚げされるマグロの重さは平均100キロ前後。1994年には440キロのマグロが釣れており、大間崎にあるマグロのモニュメントのマグロの像はこのマグロの実物大サイズです。

目が飛び出る初競りの落札価格

目が飛び出る初競りの落札価格

築地市場(現在の豊洲市場)では毎年マグロの初競りが行われていますが、初競りはご祝儀の意味合いもあり、通常より高額な取引が行われています。

2013年には230キロの大間産のクロマグロを「すしざんまい」と「板前寿司」が競い、1億5540万円で「すしざんまい」が競り落としています。2019年1月5日の初競りでは一本釣りで釣り上げた278キロの大間のまぐろに過去最高額の3億3360万円の値が付きました

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